FX初心者の失敗談5選!筆者が初心者のころの失敗談を赤裸々に語ります

はじめるにあたっての注意点

実際の失敗談から、FX初心者にありがちなミスを学ぶ

成功すれば短期間で高収入を得られるFXは、会社員が始める副業としては非常に相性が良いです。

自己資金が少なくても、レバレッジをかければ高額の取引ができるので、余剰資金に余裕がない人でも始めやすいです。

しかし、FXはリターンが大きい反面、リスクも大きく、失敗すると大損する恐れがあります。

既にFXの経験が豊富な中級者以上であれば、リスク管理ができているので、失敗を未然に防げます。

しかしまだ経験の浅い初心者の場合、上手くリスク管理ができず、失敗しやすいです。

初心者は最初の1年間を生き残ることができれば合格と言われるほど、FXは厳しい世界です。

しかし、それは何も知らずにいきなり取引の世界に飛び込むから危険なのであって、どのような失敗があるのかを知っておけば、初心者であっても生き残ることは可能です。

ということで、今回は筆者が初心者の頃に実際に体験した失敗談を紹介します。

これからFXをはじめようと考えているあなたは、私の二の舞にならないようにしてくださいね・・・。(泣)

嘘や間違った情報を信じて大損する

これは初心者の時によくやった失敗談なのですが、ネット上で拡散されている情報を信じてFXの取引をすると、高い確率で負けます。

例えば、Twitterで円高になると信じてショートを入れたことがあるのですが、結果は円安。

完全に思惑を外したわけですから、大損しました。

インターネット上にはこの手の嘘の情報や間違った情報が多くあります。

何度も失敗した経験から言わせてもらえれば、他人から得たFXの情報ほど、怪しいものはありません。

特に、絶対儲かる、これをやれば勝率100%、などの怪しい勧誘文句のある情報ほど胡散臭く、信頼できないものはありません。

FXを始める初心者の方の中には、これをやっておけばFXでは勝てるはずだという情報を持っている人もいることでしょう。

しかし、その情報は本当に信頼できるのでしょうか?

そもそもちゃんとした情報源があるのでしょうか?

FXでは、根拠が不確かな情報を信じてはいけません。

FXで稼ぎたいなら、必ず信頼できる情報だけを頼りにしてください。

ちなみに、経済ニュースなどではよく今は円安だ、もしくは円高だ、という情報が流れますが、この手の情報は基本的に遅く、信頼に足りません。

ニュースというのはそもそも物事が発覚してから報道されます。

ニュースで円高だと報道されたということは、既に円高のトレンドは終了しているサインだと思った方が良いでしょう。

実際、ニュースの報道を信じて取引をした事が何度もありますが、当たった試しがありません。

FXで信頼するべきは、自分で入手した情報だけです。

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など、自分で調べて得た情報だけを信頼してください。

それ以外の情報、特に他人から教わった情報は基本的に信用せず、疑うべきです。

スワップ狙いで塩漬けしてロスカットされて大損

これは私がFXを始めた頃のかなり初期にやってしまった失敗談なのですが、当時はスワップポイント狙いでトレードをしていました。

スワップポイントとはFXで発生する金利のようなもので、毎日貰えるという利点もあってか、長期保有をすると外貨預金以上の高い金利収入を得ることができます。

そこで当時はスワップポイントが高い豪ドル/円のロングポジションをレバレッジ限界で保有していたのですが、ロスカットされました。

当時はロスカットの原理をよくわかっておらず、一時赤字が出ても放置すればいずれはスワップポイントで回収できるだろうと楽観的に考えていたのですが、円高の勢いが強すぎたのでしょう。
損失が拡大することで、強制的にポジションを決済されました。

ロスカットルールが発動したので、当然今まで稼いだスワップポイントは消滅しました。

それどころか、証拠金を大きく割った状態で決済をしたので、証拠金も一気に半分近くまで減りました。

幸い、当時はまだ初心者だったということもあってか、5万円からスタートしていましたので、半分近く減ったといってもそれほど大きな損失にはなりませんでした。

ただ、調子に乗って貯金を全額投資していたらと思うと少しゾッとする失敗談でもあります・・・。

FXは株と違ってロスカットルールがあります。
初心者は安易にスワップポイント狙いの長期投資には手を出さない方が良いでしょう。

同じような失敗をして損失を拡大させる

今だったら絶対にやらないような失敗談なのですが、当時はまだ初心者でFXのことをよくわかっていないということもあってか、場当たり的にトレードをしていることが多く、何度も似たような失敗をして損失を拡大させていました。

既に思惑は外れているのに、この後すぐに相場が転換して予想通りの方向に動くから大丈夫だと無根拠に信じた結果、まったくそのような奇跡は起こらず・・・。

さらに損失を拡大させて、最終的にはロスカットされて損失が確定したというパターンが非常に多く、意味のない負けを多く経験しました。

FXの初心者が失敗をするのはある意味で仕方のないことです。

負けを経験することで、人は成長することができます。

しかし、ここで述べた失敗のパターンは、意味のない負けなので、成長を促すということはありません。

意味のある失敗とは、きちんと失敗の原因をノートに書き出して、どうしたら改善し、次は防げるのか、しっかりと解決策まで提示した負けのことです。

しかし当時はたまたま外れただけだろうと思い込み、特に失敗の原因を追究せず、次のトレードで負けを取り戻そうとしていました。

今考えれば、まさにギャンブルのような思考に陥っていたわけです。

FXを丁半博打のような、ギャンブルだと考えてトレードをしている限り、稼ぐことはまずできません。

負けたら負けたで、なぜ負けたのか、原因を探る必要があります。

しっかりと原因を追究し、解決策を模索しない限り、同じような失敗は今後とも何度も経験するでしょう。

その事を知れたという意味では、この失敗にも意味はあったのかもしれません。

しかし、早めに気づいていれば、無駄にお金を失わずに済んだのもまた事実です。

これからFXを始めるという初心者の方は、すべての取引記録をノートに付け、その詳細を記録することをおすすめします。

なぜこのタイミングでエントリーしたのか、根拠はあるのか、失敗の原因は何のか、どうすれば解決できるのか、など。

一つひとつのトレードを詳細に分析することができないと、初心者はなかなか勝つことができず、何度も同じような失敗を繰り返してしまいます。

相場が動かない時間帯に取引に参加して疲労を溜める

これはある程度FXを経験したトレーダーならばまずやらない失敗談なのですが、当時はFXの相場には動きやすい時間帯と、そうでない時間帯があるとは知らず、24時間体制で取引をしようと頑張っていました。

それこそ仕事中であってもスマホをチェックし、レートに動きがないのか確認していたのですが、今思えば無駄に体力を使い、疲れるだけの意味のない行動でした。

FXで稼ぐためには集中力が必須です。

にも関わらず、常にチャートのことばかり考えて、レートをチェックしていたわけですから、身体は疲れやすく、集中力も精彩を欠いていました。

当然、そんな集中力が散漫している状態では満足なトレードができず、いざトレンドが発生しても上手く売買できず、結果的に損をしていましたね・・・。

現在は、相場が動きやすい時間帯を絞って取引をしていますので、取引で疲れるということは滅多にないです。

FXは割と体力勝負なところがあります。

この時間帯なら稼げるという、自分の強みを発揮しやすいタイミング以外は極力トレードはしない方が良いでしょう。

ローソク足ばかり見てトレンドの流れを掴めずに失敗

FXの攻略法などをネットで探すと、「ローソク足を見て攻略する」という内容のブログを多く目にします。

この手の情報は、初心者には不適切なので、信用しないことをおすすめします。

ローソク足を見ることが決して悪い事とは言いません。

ただ、初心者がローソク足を見た程度で攻略できるほど、FXは甘い世界ではありません。

むしろ、何も知らない初心者がいきなりローソク足の情報だけを見て取引をすると、視野狭窄に陥りやすく、かえって失敗しやすいです。

実際、初心者の頃はローソク足ばかり見ることで、よく失敗しました。

今だったらこんな失敗はまずしないのですが、初心者だった当時は為替相場への理解度が低く、ローソク足の急騰や急落を見て、トレンドが始まったと勝手に勘違いし、エントリー。

その結果、騙しに釣られて大損するということがよくありました。

FXの為替相場には、トレーダーのエントリーを誘発する騙しと呼ばれる動きが非常に多いです。

そのようなことを知らず、FXサイトの攻略情報だけをヒントにトレードをすると、まんまと騙しに引っかかって、損失を出すことになるので注意してください。

そもそもFXの相場というのは、なかなか動かないものです。

レバレッジをかけられる金融商品は世の中に多くありますが、FXだけが25倍と高めに設定できるのは、他の金融商品と比べて為替相場はボラティリティが低く、レバレッジを上げないと儲けられないという事情があるからです。

要するにFXの相場というのは、主要な通貨ですら滅多に動かないものなのです。

そのため、取引に参加してみたものの、なかなかチャートが動かず、何時間も注文を出せずにエントリーできないということはFXの世界ではよくあることです。

エントリーができず、チャートを見るだけの作業が続いている時に、突然ローソク足が大きく上昇すると、ついに「上昇トレンドが来た!」と思い込み、そのままエントリーしてしまいやすいです。

実際、そのようなローソク足の動きに釣られて失敗した経験は多くあります。

だいたいこのような突発的な急騰というのは、すぐに終了するものなので、エントリーしても大した利益を得られないことが多いです。

それどころかすぐに転換し、エントリーしたポイントよりも下へと下がることが多いです。

FXの世界にはこの手の騙しが非常に多く、ローソク足は頻繁にトレーダーを騙すような動きをします。

エントリーポイントを探る時は、ローソク足よりも、テクニカル指標などを参考にした方が良いでしょう。

ローソク足の動きだけを見て稼げたら苦労はないです。

まとめ

今回は私が実際に経験したFXの失敗談を紹介しました。

特に初心者の頃にやった失敗談なので、これからFXを始める初心者の参考になってくれれば幸いです。

初心者が失敗をする根本的な原因は、自己流でトレードをするからです。

私も当時、「こうすればFXで勝てるだろう」と自己流でトレードを始めたのですが、ことごとく失敗し、損失を重ねました。

今回紹介した失敗談の原因を細かくまとめると、以下のようになります。

・間違った情報を信じる
・スワップ狙いのリスクの高い取引をした
・失敗するやり方で何度も反省せずにトレードした
・勝てる時間帯を知らずにトレードした
・騙しに簡単に釣られていた

これらの失敗に共通して言えること、それは”成功している人から学ばず、「自分が正しい」と自己流のやり方でトレードをしていた”ことです。

実際、初心者の頃は自己流でやっていたせいか、失敗ばかりで利益は増えませんでした。

転機が訪れるようになったのは、実際に成功している専業トレーダーのブログや本などを読み、そのやり方を真似るようになってからです。

成功している人というのは、成功にふさわしいだけの行動を取っています。

決して、才能だけで成功しているわけではありません。

FXの失敗を防ぎたいなら、実際に成功しているトレーダーを見つけ、そのやり方や稼ぎ方を参考にすると良いでしょう。

特に失敗談が豊富な専業トレーダーほど、失敗した時の対処法などをよく知っているのでおすすめです。

以下の記事では、FXのリスクや危険性についてをより詳細に解説しています。
ぜひこちらもあわせてチェックしてみてください。

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