FX初心者に最適な投資額は?最低取引額や少額取引可能な口座もまとめ

知っておきたい基礎の基礎

いくらから始める?FX初心者の投資額とは

取引に成功すれば短期間で高収入も夢ではないFXは、まさに理想的な副業です。

ただし、FXにはリスクがつきもの。

まだ経験も浅い初心者ともなると、稼ぐどころか損をしてしまう恐れがあります。

FXを始めた結果、月々の給料以上の損失を被ってしまったというのでは意味がありません。

初心者ほど、まずは大損のリスクを避けるためにも、少額から取引をした方が良いです。

100万円が10万円まで減るのと、10万円が1万円まで減るのでは、どちらも同じ10分の1ですが、実際に損した金額に雲泥の差があります。

いくらFXにはリスクがあるからといって、投資額が少なければ大したリスクにはなりません。

FX初心者は、まずは投資額を下げ、低リスクな環境下で取引をしましょう。

ただ、少額というのは具体的にいくらぐらいなのでしょうか?

FX初心者におすすめの投資額はいくらなのでしょうか?

今回はFX初心者はいくらから始めるべきか、おすすめされる投資額について解説します。

投資額の考え方を知ろう

まずFXの適切な投資額というのは、人それぞれ違ってきます。

もちろん、貯金を全額FXにまわすというのはリスクが高すぎる行動なので論外です。

FXは、失っても良いお金、いわゆる余剰資金で取引をしましょう。

この余剰資金のうち、全額をFXにまわすのか、それとも余剰資金の一部をFXにまわすのかは、人それぞれです。

目的が給料に足しになる程度の少額の利益だけ稼げれば良いというのであれば、余剰資金のうちの1割から2割ほどをFXにまわすと良いでしょう。

FXの目的が高額の利益を稼ぐことであるなら、投資額を高めに設定すると良いでしょう。

投資額を高めに設定すればするほど、リターンが大きくなります。

もちろん、リスクも大きくなるので注意が必要です。

ちなみに、「FXで生活費を稼ぎたい」という目的であれば、投資額は50万円もあれば十分です。

FXはレバレッジをかけることで、高額の取引が可能です。

50万円もあれば、デイトレードだけでも生活できるだけの利益を稼げるでしょう。

50万円ぐらいであれば、たとえ失っても挽回できないほどの損失ではありません。

取引に成功すればしっかりと生活できるだけの利益を稼げます。

初心者はまず少額取引から!

紹介してきた通り、FXの投資額は、目的によって人それぞれです。

ただし、初心者は例外です。

初心者の場合、いくらお金が欲しいからといって、いきなり高額の取引をしてはいけません。

まずは少額から取引をしてください。

なぜ少額の方が良いかというと、初心者のうちは必ず取引に失敗するからです。

大損するといっても、投資額が少額であれば、挽回は可能です。

しかし、給料のほとんどを失ってしまったり、貯金を無くしてしまうと、もはや挽回ができなくなります。

そのような事態を避け、リスクを抑えるためにもまずは少額から取引をしてください。

ただし、少額の方が良いからといって、1通貨単位の少額すぎる取引をすると、FXの臨場感を体験できず、いつまでもトレーダーとして成長できないというデメリットがあります。

FXには無料で取引を体験できるデモ口座があります。

中にはデモ口座で高額の利益を得たという人もいるでしょう。

しかし、デモ口座で勝てたという人に限って、いざ本番になると負けが続き、損失が増えるものです。

FXで成長するためには、身をもって実際にリスクを体感する必要があります。

実際に取引をし、損失を受け、痛みを知ることで、初めてFXのリスクを肌で感じることができます。

取引の失敗は確かに痛いですが、直にFXのリスクを感じることで、トレーダーとして成長することができます。

そういう意味でも、少額といっても損をすれば痛みが発生する程度の投資額が初心者には望ましいです。

失っても挽回できる程度の金額で、なおかつ損失が出れば痛みが生じるほどの金額という観点から見た場合、初心者の投資額は10万円が適切です。

現在のレートの場合、10万円もあれば1万通貨からの取引が可能です。

思惑を外せば、一週間とかけずに1万円以上の損失が出ることもあるでしょう。

数回失敗したとしても、10万円もあればまだ取引を継続することができます。

もちろん、初心者がそのまま連続で取引をすれば、さらに負けが続き、大損することでしょう。

このように何度も負けを経験することで、FXのリスクを直に体感することができます。

最終的に投資額のほとんどが消えるでしょうが、10万円ぐらいであればいつでも挽回は可能です。

仮に、米ドル/円の1万通貨あたりに必要な証拠金が4万とします。

レバレッジは25倍を設定しています。投資額が10万円であれば、2万通貨から取引ができます。

この状況下で2万通貨のポジションを保有し、1円分の値動きによる損失が発生した場合、2万円の損をする計算になります。

この時点で損切りをすると、10万円の証拠金が8万円まで減ります。8万円あれば、まだ2万通貨のポジションを保有できます。

では再び2万通貨のポジションを保有し、1円の値動き分の損失が発生するとします。

すると、8万円の証拠金が6万円まで減りますので、2万通貨分のポジションを保有できなくなります。

投資額が6万円だと1万通貨のポジションしか保有できませんが、まだ取引は継続できます。

1万通貨のポジションを保有した後に、再び1円分の損失が発生した場合、今度は損失額が1万円になりますので、6万円の証拠金が5万円まで減ります。

取引できるポジションが減ることで、かえって損失が減るので、2万通貨で取引をしていた時よりも資金が減るペースが落ちます。

しかし、損失額が拡大し、やがて証拠金が4万円を切ると、もう取引ができなくなります。この時点で取引は一旦終了となります。

以上のように、10万円もあれば、たとえ負けが続いたとしても何度も取引を継続できますので、FXの経験を積むことができます。

最終的には4万円未満まで投資額は減りましたが、ポジションを保有できない以上、これ以上の損失はありませんので、10万円の投資額が4万円まで減るだけで済みます。

これが100万円から1000万円と高額でのスタートだった場合、負けが続いて4万円まで投資額が減るとなると、あまりにも失われた金額が多いだけに挽回は困難を極めるでしょう。

他方で、10万円であればたとえ負けが続いても、それほど多くのお金を失わずに済みます。

確かに6万円という損失は痛いですが、まだまだ挽回は可能です。

むしろ最悪なのは、貯金を全額FXにまわして大損するようなケースです。

FXは投資額を減らすことは簡単ですが、増やすのは大変です。

一度失った貯金を取り戻すことは、プロでも難しいです。それが初心者ならば尚更です。

たとえ大負けすることがあっても挽回ができるように、初心者は投資額を10万円に設定しておきましょう。

投資額を上げるのは、経験を積んでからでも遅くはありません。

以下の記事ではFXで負けてしまった場合の危険性やリスクについて詳細に解説しています。

気になった方はぜひこちらもあわせてご覧ください。

FXをはじめられる最低額

FXの取引単位というと、1万通貨が一般的です。
1万通貨の取引というと、レバレッジを25倍に設定した場合、最低でも5万円はないと満足な取引ができないです。

ではFXの最低投資額は5万円なのかというと、そのようなことはありません。

FX会社によって最低投資額は異なってきます。

FXのリスクが怖く、少しでも投資額が低いところでFXを始めたいという方は、1000通貨以下で取引ができるFX会社を利用しましょう。

取引単位が1000通貨以下のFX会社を利用すれば、最低投資金額を減らせるので、よりリスクの低い安全な取引ができます。

【取引単位と最低投資額】

・取引単位が1000通貨のFX会社ならば最低投資額は約5000円

・取引単位が100通貨のFX会社ならば最低投資額は約500円

・取引単位が1通貨のFX会社ならば、最低投資額は約5円

以上のように取引単位が低いFX会社を利用すれば、最低投資額はいかようにも下げることができます。

できるだけ低リスクな環境で、トレードの練習がお試しできるようなFX会社を探しているのであれば、取引単位が低く設定されているFX会社を利用してみましょう。

少額取引が可能なおすすめ口座

前の見出しでは、できるだけリスクの低い取引をするなら、取引単位の低いFX会社がおすすめだとご紹介してきました。

取引単位が低い初心者におすすめの口座というと、以下のFX会社があります。

「SBI FXトレード」:1通貨
「マネーパートナーズ」:100通貨

SBI FXトレードは、業界でも特に低い1通貨から取引できるFX会社です。

「SBI FXトレード」の詳細な解説記事はこちら↓

マネーパートナーズはその次に低い100通貨の取引ができるFX会社です。

「マネーパートナーズ」の詳細な解説記事はこちら↓

上述したFX会社を利用すれば、1000通貨の取引以上のリスクの低い環境でFXができるので、初心者であっても安心です。

ただ低リスクといっても、ある程度のリスクのある環境でFXをして経験を積みたいなら、1000通貨の取引ができるFX会社を利用してみましょう。

1000通貨の取引ができるおすすめのFX会社というと、以下の口座があります。

1000通貨の取引ならば、損失は1万通貨の取引をした場合の10分の1で済みますので、思惑を外したとしても損失が少なくて済みます。

それでいて、大負けすればそれなりに痛い損失を受けるので、FXのリスクを肌で感じることもできます。

リスクを下げつつも、より実践的な取引環境でトレードの練習をしたいという方ほど、1000通貨で取引できるFX会社はおすすめです。

まとめ

以上、FX初心者の投資額についてを解説してきました。

この記事で語ってきたポイントをまとめると以下のようになります。

FXはハイリスクハイリターンな取引

取引に成功すれば短期間で高収入を稼ぐことも可能だが、失敗すれば資金が大きく減ってしまうリスクがある

そのため初心者は投資額を下げ、低リスクな環境でFXをした方が良い

そんな初心者におすすめの投資額は10万円

10万円であれば、たとえ取引できないところまで負けたとしても、挽回できないほど大損することはない

それでいて、何度も取引に参戦できるので、トレーダーとしての経験を積むことができる

より低リスクな環境で少額からの取引をしたいなら、1000通貨以下で取引できるFX会社がおすすめ

取引単位の低い口座ならば、初心者であっても大損することはまずないので安心です。

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